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鎌倉ライフリッチ研究所 Ver 3.70 | 人生を、豊かに生きよう。

ようこそいらっしゃいました。スローライフの聖地鎌倉へ移住して7年。グローバルビジネスやM&AどっぷりだったR40が一念発起。 ベンチャーでの仕事を通じた日々のビジネス視点だったり、観光に役立つ鎌倉の美味しいグルメ情報やイベント紹介をしてまーす。プロフィールはこちら(http://profile.hatena.ne.jp/hase263lich/)から。

Techshop訪問記(2/2: Menlo Park編)

ものづくり

 

 

前回のSan Jose編では、その「でかさ」が強く印象に残りつつも、Techshopというのは「楽しさ」を提供できる新しい場所なんだろうなと思いを新たに、北へ向かいます。

 

  Stanford 近辺??田舎でござるー

 

目指すはTechshopのルーツ、Menlo Park Location。

 

と言ってもCalifornia内の話なので、車で30分程度で着いちゃいます。

A地点から、B地点まで♪

 

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この辺りは車を走らせると、田舎だというのがビシビシと伝わってくるのですが、その特徴はスタンフォードの位置するパロアルトを中心に一大巣窟となっているところ。

そんなこたあ、その手の旨が書かれた記事をよくメディア・記事・雑誌で読めるわけですが、この「田舎感」と「ハイテク企業集積」のギャップは来てみて、感じてみて!

(特に、車を自分で運転してみて!)

 

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ハイテクDIY作業所であるTechshopがなぜこの地に端を発したかは、スタートアップの際の近隣のベンチャーとの連携は言うに及ばず、ギークな人たちをうまく取り込みつつ店舗の展開を進めて行ったからなのね、、と再認識。 3Dプリンターばかりがもてはやされる日本ですが、「みんなが楽しむ」とは、「みんな=だれ」が、「楽しむ=どうやって」をもっと明確にしてゆく必要があるのでしょうね。

 

  到着したら、やっぱりあるのは

 

やってきましたMenlo Park。

訪問した日はあいにくの雨。びっくりしたのが駐車場にある車の数。 この天気なのに。

 

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中へ入ると例によってFront LobbyではMakeされたモノたちがお出迎え。

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Menlo Parkにもやっぱりあります、飾り棚。

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置いてあるものだけで判断はできませんが、比較的クラフト・素材系が多いですね。

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で、受付を見上げるとレッスンクラスが。この日は若干空き気味だったのですが、画面を見ると分かる通り、平日木曜日にかなりクラスが入っているのが驚きですね。そしてCNCからInjection, 3D CADと、クラス内容はエントリークラスからアドバンストまで、充実しているのが素晴らしい。あ、WEBでも確認できます。

 

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ちなみに、メンバーは講師になることも可能で、レクチャーすれば1レッスンフリーになるとか、個々の専門性をうまく活用するための試みもなされていたりして興味深いですよ。

 

そして、受付からずんずんと左手方向に進むと、こんな感じのマテリアル販売のためのRetail Storeコーナーが。ここはSan Joseより充実してましたね。

 

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  さて、入ります。

 

Menlo Parkの間取り図です。公開不可とは言われてないので、あえて載せます。

詳しく知りたい方にとってはかなりの貴重な情報のはずです、いやマジで。

 

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上のマップで左隅の上あたり。

いきなりですが3Dプリンティングルーム(小部屋)です。

これらの設備が平日にゆっくり使える環境ってのは、やはり素晴らしいと言わざるを得ません。 空間が精神の広がりをもたらす、という感じでしょうか。

 

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さらにその奥へ進みます。

この日来ていたのは男子ばっかりだったのですが、使われていないのはそれが理由か?

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その先へ。ステッカーなどのビニール系加工。これはSan Joseにはなかった。

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ここまででも、結構San Joseとの違いが見て取れると思いますが、基本的にMenlo ParkはSan Joseより若干広く敷地を有しておりメンバーが結構ぜいたくに設備を使える様子がうかがえます。

実際そのようで、Stanford含め研究Facility自体がすでに存在していること、そしてSan Joseほど自営業者による需要が多くないことから、現時点の設備稼働率はそれほど高くないのでは?というのが案内してくれたTech Instructorのコメントでした。

 

そんなことを聞きながら先へと進みます。画像でみるとちょっと寂しげですが。。こんな風にAutodeskを自由に使えるSoftware Labがあります。

 

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  やはり「工場」だぜ・・・・

 

その先。 ここから、「工場系」マシンがいろいろ登場してきます。

 

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塗装室での加速乾燥オーブンとか。なかなか見ないです、こんなの。

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その先へずんずんと。

設備先進国アメリカでも、やはりレーザー系のメンバーへの訴求度は高いんですねえ。

メーカーも、こういう場所をうまく活用しながらプロモーションしているんですね。

 

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あ、訪問日に一番盛り上がっていたのがこちら。

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いやー。 設備といいますか、用途といいますか、日本だったら業者に頼むものを自分で作ろうとするそのマインドセットと、昨今の3Dプリンタへの傾斜が著しい日本のハードウェア信仰との違いみたいなものを妙に感じる場所です。ここ。

(最初は、受託業者さんですか?と聞いたら、「俺の店の内装だよ」って言われました)

・・・・・・で、会議室に進んでゆきます。

会議室ですよ!!!!

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会議できるのかね。

やっぱり何がしか、バイクはあるのね。

つか会議室&作業場。

。。とまあ、こんな感じで一周してFront Deskに到着します。

 

 

  ここまでのまとめ

 

Techshop San Joseはダウンタウンにほど近い立地の”Kinkos”的な印象を持ったのに対し、

ここMenlo Parkはもう少し設備も充実させ、より「モノづくり」にウェイトを置いた形でインフラが作られている感を強く持ちました。

相変わらず、「店舗あたりメンバー800人に対して実際の稼働率はどうなのか?」と言う部分は気になります。

ここを事業採算的にある程度成立させたからこそ他エリアへの展開を図ったわけで、その意味ではスタートアップ地点での「成功の尺度」がどういうレベルで捉えられるのか、BS, PL, CFだけではわからない「事業の継続性の要点」みたいなもののが少し見えた気がします。 

 

 誤解を恐れずに言えばここだけの採算で地域展開を図れると判断したマネジメントの先見性をすごいと思うとともに、新規ビジネスとしての長期持続性をいかに見極めるかというのは店舗ビジネスの観点からは「見ただけでも判らない」「時流の大切さ」があるのではと強く感じさせられます。 だって、普通にこれだけ見たら、固定費回収できないもん。

 

収益性を考えると、おそらくこのTechshopという「あり方」は最初はかなり厳しかったのではというのがRegainの印象。 それでもなお、当時から根強い需要と、そしてスタートアップメンバーの継続的な営業的努力(シリコンバレー近辺という立地は絶対に無視できない要素です)が、Techshopを存続させている要素なのでは?と。

 

翻って、3D プリンタで盛り上がり始めている日本。

 

「メイカーズ市場」をどう作りたいか、だれを巻き込んでゆくかで今後の成否が決まるのだろうと。

 

そんなことを考えながら、次の地San Franciscoへ向かいます。 ここんちはSan Joseよりもさらにダウンタウンのど真ん中。コスト、集客に対する訴求、オペレーションなど、いろいろな意味で日本の参考にもなる場所といえるのではと思いつつ期待に胸を弾ませるRegainでした。