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鎌倉ライフリッチ研究所 Ver 3.70 | 人生を、豊かに生きよう。

ようこそいらっしゃいました。スローライフの聖地鎌倉へ移住して7年。グローバルビジネスやM&AどっぷりだったR40が一念発起。 ベンチャーでの仕事を通じた日々のビジネス視点だったり、観光に役立つ鎌倉の美味しいグルメ情報やイベント紹介をしてまーす。プロフィールはこちら(http://profile.hatena.ne.jp/hase263lich/)から。

京都にて、ベンチャーの魂を再確認

この2日ほど、有給を取って京都へ行ってきました。 Twitterのタイムラインは#IVSで。

ご縁を頂いて、IT系ベンチャーキャピタルInfinity Vendure Partnersが年に2回主催するInfinity Venture Summit (以下IVS)で、通訳ボランティアとしてお手伝いをさせて頂くことに。

Infinity Ventures Summit 2009 Springこのカンファレンス、基本的にはオンラインサービスを展開する経営者が一堂に会する事を目的に、完全招待制でかつ海外の注目ベンチャー経営者も招聘する非常に内容の濃いものです。 「日本発」グローバルITベンチャーサミットとでも言えるでしょうか。

今回は、アメリカ・アジアの著名IT起業経営者・マネジメントが来日。 加えて、日本を代表する企業となったMixi, Gree Lifenetに加えて最近急激に脚光を浴びているGruopn, Evernote等など新進気鋭経営者がセッショントークを行いました。プログラムはこちら。 豪華なメンバーにびっくりしますよ。

幸い、Regainの担当は、多くのスピーカーへのご面識もある方だったので、まるで彼らに自分が接しているような錯覚を覚えました。 (これはかなりの役得) 通訳という立場ではありましたが、二日を通じて感じた事。それは、スピーカーだけでなく、参加者のほとんどが;

1)「俺はこれをやっている」という軸がぶれておらず、皆の眼がキラキラしている

2)つながりを、本当に大切にしている。

3)その連携をスピード感を持ってビジネスに繋げようと言う「熱気」がある

4)新しいサービスをどうやって作るか、の前提はグローバル市場

という点が大変印象的でした。

来年から本格的に実現する、スマートフォンを中核にしたGoogleAndroid戦略、それを踏まえたLocal/Social Graph, Cloud serviceを熱い目線で、そして自分のものとして狙う起業家。 あるセッションで、元ドコモの夏野さんやGMOの熊谷さんが言われていた、「来年が日本の成長速度を決めるターニングポイントになる」という言葉に集約されるような、ひしひしとした「機会を逸することへの焦り」も感じられ。 こんな生々しい緊張感は、普段は感じることはできません。

とは言いながらも、オンラインサービスのグローバル視座での展開に加え、日本が伝統的に積み上げてきたリアルなサービス(デバイスに代表されるモノ作り・品質追求)を組み合わせる事ができれば、本当に世界に打って出られる筈だと思うのですが、そうしたサービス連携を行うには今の日本は余りにも 人材と資金流動性の観点で ベンチャーと大企業の連携を図るには不整備な環境。ベンチャーからだけでなく、既存の大企業側からも積極的な姿勢無くしては、と改めて思い知らされます。

そうやって停滞する「日本株式会社」を横目に、「シリコンバレー連合」とも呼ばれるアメリカ企業群によるロジカルなプラットフォーム戦略のグローバル展開。 サービスの質では負けていない日本企業と、グローバル戦略を武器にじゅうたん爆撃を展開するかのごとく怒涛のマーケティング戦略と、「後付けの改善」で席巻してゆく海外企業の攻防の一幕を、良い意味で見た思いがします。

こうした会議を主催するInfinityにもその心意気に感服しますが、日本の典型的な家電企業に身を置く自分としては今の環境、もしくは組織の構造でずっと旧態依然の「モノ作り」を続けていると、まさに恐竜が絶滅したように日本の産業が取り返しのつかなくなるような致命的な「取りこぼし」をやってしまうのでは、逆に僕らが社内でこうしたサミットを積極的に推進すべきではという危機感をも感じます。

その意味では逆説的かもしれませんがIT企業だからスピードが有る、ベンチャー企業だから横の連携を欲している、という推測はきっと間違っていて、そうしたものをやろう、集まろう、というマインドさえあれば そのようなフォーラムなどは既存組織の枠組みにとらわれず、有志でどんどんやればいい。 「ベンチャーに負けてられるか!」という気概くらい持たなければこれからの日本の代表的企業は、その歴史で積み上げたグローバル性やノウハウを一挙に失ってしまうくらいの危機感が必要だと思うのですが、どうでしょう。

最後に講演をなさった、登山家の栗城史多さんのメッセージが本当に今でも耳に焼き付いています。 テントを出るとき、言われる事。

「全てに感謝!苦労に感謝!ありがとう!」

この姿勢と、最初に高い目標=ビジョンを持って具体的な行動を起こし、コミットする為の努力を怠らず、それを支援者・第三者に共有する事を継続していると、いつか夢は実現する、と言う事を身を持って体現してくださっている栗城さん。最後はスタンディングオベーションで二日間のカンファレンスは閉幕となりました。その後はClosing Partyがあったのですが、翌日からの会議の為にRegainは参加できず。。。その翌日のセッションも参加したかったのですが。

ただ、この二日間で得たものは 余りにも大きかったです。

自分の人生の大きなターニングポイントになりうるべき、そんな充実した二日間でした。この場に感謝。 ここで出会った方々に、感謝。