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鎌倉ライフリッチ研究所 Ver 3.70 | 人生を、豊かに生きよう。

ようこそいらっしゃいました。スローライフの聖地鎌倉へ移住して7年。グローバルビジネスやM&AどっぷりだったR40が一念発起。 ベンチャーでの仕事を通じた日々のビジネス視点だったり、観光に役立つ鎌倉の美味しいグルメ情報やイベント紹介をしてまーす。プロフィールはこちら(http://profile.hatena.ne.jp/hase263lich/)から。

今週の日経ビジネスに打たれる

 

QS_20100707-010354

久しぶりに業界人として読み応えのある特集。 Regain自身も現在サムスンの方々とは日々接していますし、記事にあるように彼らは仕事の席も宴席も大変優秀、そして大変にモーレツです。 日本の家電メーカーが置き忘れてきたものを、確かに感じます。

Regainの読後感は、「成長を続けざるを得ないという、悲痛なまでの決断」。 他のIndustryの方は、どう読むのかしら。

もう少し補足すれば、サムスンは国をしょって立つ事への強烈なプライドを持ちながら成長し、そして日本の競合他社とは異なる経営プラットフォームで追い抜いていこうとしている(売上や利益は既に)、新世紀型の企業なのかもしれません。いや、それが新世紀型なのか、旧世紀型なのか、よく判らないのですが。 言えるのは、2点。

苦しいまでの個人の貢献=報酬による対価=会社の成長=国家の成長=個人と周縁コミュニティの満足度

という図式は、少なくとも今の日本の家電メーカーには全くと言っていいほど存在しない筈。 思えばソニーなりパナソニックなり、戦後を代表する家電メーカーはまさに戦後の焼け野原を律足としているが故に、オーナーの影響が濃い一定の時期までは、必然的に国家の成長なりを意識せざるを得なかったでしょうし、それが具体的に数値で手ごたえもモチベーションとして確信できていた訳ですが、今は全く様相が異なりますよね。

そして、危機感。 「儲からないから会社が潰れる」という思想こそあれ、「グローバルに環境変化が起きる中で会社としての存続が常に危機にさらされている。よって常に変わらなければならないし、変わる為には成長が必要だ」という発想が どのレベルの社員までが共有されているのかと言えば、疑問なんじゃないかと自分の周囲を見渡して思う次第。個人のワークライフバランスという言わば美辞麗句を福利厚生で形式的に補いながら、可能な限り囲い込みを続けつつも終身雇用を維持できずに報酬を凍結したりリストラなどでメリハリのつかない経営戦略を作らざるを得ない環境。

必死をこいて仕事する事は苦ではない。そこに意義を見出だしたり、苦労を通した喜びや対価がありさえすれば苦労も結果的にはまた楽し。それをサムスンはオーナーの強烈なイニシアチブでもって実践している、本当のプロ集団なんだと思います。

走り続ける事がいつも良いとは限りませんが、少なくともインセンティブ・モチベーションの存在する走らせ方を日本の企業は考えるべきでしょうし、個人レベルで言えば自分でモチベーションを確立できるかどうかで、サムスンのプロ意識に並べるかどうかが決まるような気がします。

個人的には、、これまでRegainがお会いした方々を振り返るにつけ、今は個人で活躍されている方の方が、こうした危機感を強く持っているような気がしてならなりません。 Regain少なくとも今は、「ゆでガエル」ならぬ「お湯の温度に敏感なカエル」でありたいものです。